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温度安定性

温度安定性

LED の長所の一つは、長寿命で性能維持率が高いことです。LED と一緒に使用される部品は長寿命でなければなりません。均一な配色と照度を得るため高い光束が求められる場合、ライトガイドが頻繁に使用されます。標準的な RGBW LED 光源は300Wで、ライトガイドは相当な高温になります。また、周辺温度を考慮すると樹脂製光学部品の採用は適切ではありません。

例えば 、14W の LED の計算上の外周温度で検証した場合、PMMAの耐熱上限温度の62℃に直ちに到達し、PC (Polycarbonate) の耐熱上限温度の72℃を上回ります。シリコーンの耐熱上限温度は高いですが、温度上昇により様々な現象が現れます。材料内での変化 (密度のバラツキ等) と表面状態の変化が耐熱上限温度以下でも発生します。この結果から、これらの材料を用いた光学部品は劣化が発生しやすく、照明システムにも損傷を与える可能性があることが分かります。

検証した温度条件は、ガラスの耐熱限界温度を大幅に下回ります。